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反イスラムのトランプ氏が共和党トップに

アメリカではイスラム教徒の移民禁止を説くトランプ氏が、共和党内の支持率が40%を超え、トップとなりました。これに対し、民主党のクリントン氏が強く反対しています。

不動産で1兆円を超す個人資産がある大富豪のドナルド・トランプ氏ですが、傲慢な金持ちが差別的な自論を展開し、テロに怯えるアメリカ人の心を巧みに捉えたのかもしれません。その言動を分析すると、反知性、敵味方主義、デマゴーグなど、独裁者がよく使う大衆の扇動だと思われます。民主党で圧倒的な支持率59%を有するヒラリー・クリントン氏が、トランプ氏の発言はイスラム国に反イスラムとして悪用されるだろうと、非難していました。アメリカ全体の世論では約8割が、イスラム教徒の移民禁止に反対するとのことなので、今のところトランプ氏が大統領になる可能性は低いと思われます。アメリカ合衆国は、虐げられた人々の移民を受け入れて、自由と民主主義を伝統としてきた国ですから、その伝統を破り、良識を失うことが無いように願います。
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